あけましておめでとう; 「馬」に関わる「m」の話
今年の干支は「馬」です。「うま」ってどこから来たことばでしょうか。
アジアの言語で、「馬」を何と呼ぶのかを並べてみます。
ラオス語; マー[maa]
タイ語; マー[maa]
広東語; マー[ma]
北京語; マー[ma]
モンゴル語; モリ[mor]
朝鮮語; マル[mar]
沖縄語; ゥンマ[mma]
アイヌ語; ウマ[umma]
日本語では、一音のものは言いにくいので、頭にひとつ母音をつけることがあります。沖縄の「ゥンマ」をヒントに考えても、大陸から伝わった「マ」の音の前に「う」をつけたのではないかと考えられます。
あたまに母音、特に「う」の音をつけるのは珍しいことではなく、「梅」も漢音「メ」に「う」をつけたものと考えられます。その考えを別のことばにも当てはめると面白いことが分かります。
「海」は英語でmarine。インド・ヨーロッパ祖語の*moriに由来し、ラテン語ではmareといいます。欧州語では海のことを「m」で始まることばで表すことが多いです。横浜Fマリノスの「マリノ」はスペイン語の船乗りの意味だそうです。マオリ語でもmoanaというようです。
「海」を表すことばが、例えば「ma」とか「me」として昔の日本に伝わったときに、それが「うみ」となったとしてもおかしくありません。
母親を表すことばも「m」ではじまることが多いようです。「mother」「mamma」「madre」など多くの言語で「m」で始まることばで表します。インド・ヨーロッパ祖語では*mater-。「乳」と関係するようで、milkも「m」で始まります。中国語も「母」を[mu]と読むようです。
日本語はその例外に思えるのですが、「母(おも)」ということばは、「m」のあたまに「お」をつけたものだと考えれば他言語の仲間に入れます。
「梅」も「海」も「母」も、どれも「母」という字が入ります。これはもともと「m」の音を表したようです。
新年早々の妄想タイムマシンでした。
英語でも雌馬を"mare"(1月11日追記)


この記事へのコメント
maruと申します。
妄想タイムマシンなんて、とんでもない。
本年のご活躍も念じております。
これからもよろしくお願いします。
今年もブログ楽しみにしてます。
ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。